2017年 01月 14日
世の中は複雑に見えるけど、シンプルなこともたくさんある
11月から12月にかけて滞在した高知県香美市。
柚子収穫のシーズンに合わせてアルバイトにいってきました。
そこではたくさんの出会いがあり、同じ日本でありながら、インドの山奥のような雰囲気を残す集落もあり、シンプルな原始的な山暮らしに、ぐっとハートをつかまれたのです。
水道ではなく、そのまま山の水がひかれていたり、夕方になると、家々から薪の煙が上がってくる風景とか。
山の天気は、太陽が昇ってくるまでとても寒くて、太陽が出てきたときに、「たいようでたーーー!!!」というほどありがたい存在、いのちを繋いでくれるものなんだと感じたり。
猟師さんが軽トラに猪をのせてきて、熱湯で毛を抜かれ、食べれるお肉となり、まきストーブで焼いて、解体中の様子を見ながら食べたり。
生姜が、スーパーで売られているような生姜が、まだ切り分けられる前の、ずらずらずらっと連なった状態の生姜を、食べるかね?ともらったり。
そこらへんで茶の木が生えていて、お昼を食べるのに、お茶葉を摘んでくるところからお茶を入れたり。
ご飯を作る時の野菜の切れ端とか、普通ならゴミに出さなきゃいけないものが、にわとりの餌になるから、ごみがとても少ないこととか。
旬の野菜を食べましょうというけれど、いつが旬なのかよく分からないことがあると思うけど、スーパーに年中売られている野菜は超高くて、旬のものは買わなくても、だれかからおすそ分けがやってきて、それをどう腐らせずに食べ切るか考えるのが大変だったこととか。
ていうことは、旬の野菜を食べていたら、飢えることはないんじゃないかな、すごい高いお金出してスーパーで買わなくてもいんじゃない?とか。
その一つ一つに、感動したり、わくわくしたり、わたしは、こういうことに本当に胸がときめくのです!
食べているものの、最初の姿を知っていることってとても大切なことのような気がします。
買うだけの生活だと、最後までキレイにパッケージしてあって、それ以上そのものについて想像してみることがあまりない。
味噌だってほんとは、大豆と塩と麹からできていて、作り方もシンプルだし、自分で作れる。
ちなみに、お茶。そこらへんに生えていたお茶の木を枝も含めて摘んできて、カセットコンロの火であぶる。
それを適当に短く切って、やかんに水と枝とお茶の葉を入れて、煎じる。以上!
すごく難しいお茶のつくり方をマスターしなくても、お茶を楽しめるのです。
このお茶、香りが最高でした!台湾のウーロン茶みたいな、香りを楽しむようなお茶になった。
お茶の葉を覚えたら、帰ってきたときに隣の家の庭にも、お茶の木が植えられていることにも気づきました。
体験て、すごく体に残るのだ。
by misayoga
| 2017-01-14 22:55
| ■日々のこと